2014年3月12日水曜日

87 第二章、共同体的献身の危機にあって>II. 司牧の要人に訪れる誘惑>イエス・キリストを生み出す新しい関係への「はいという答え」



87.人のコミュニケーションの網も道具も前代未聞の発達に到達した今日、共に生きること、他者とまじりあうこと、互いに出会うこと、腕を組みあうこと、支えあうこと、本当の兄弟愛の経験や、連帯のキャラバン、聖なる巡礼に変わりうるある種混沌としたその波にもまれる感じに加わることの神秘を見出し伝達する挑戦をわたしたちは感じています。このようにして、より多くのコミュニケーションの可能性がすべての人の間での出会いと連帯のより多くの可能性に読み替えられるでしょう。もしその歩みを続けることができるならば、それは何かとてもよく、実に癒しをもたらすもの、多くの解放をもたらすもの、まったくもって希望を与えるものとなるでしょう!自分自身から出ていき他の人々と一つになろうとすることは、益になります。自分に閉じこもることは、内在性の苦い毒を味わうことになり、人間性はわたしたちが行うようなひとつひとつの利己的な選択肢に埋もれていくことになるのです。

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