2014年3月25日火曜日

110 第三章 福音の告知



110.現実の挑戦をいくつか意識した後で、わたしは今、どの時代でも、どこでもわたしたちを駆り立てる務めのことを思い返したいと思います。なぜなら「主であるイエスを明確に告げ知らせないなら」また「あらゆる宣教活動においてイエス・キリストを告げ知らせることが何にもまさっている」ということが存在しないなら、「本当の福音宣教はありえない」からです[77]。アジアの司教団が気にかけていることを取り上げながら、ヨハネ・パウロ二世は、もし教会が「神の摂理的な計画を成就するには、何よりも福音化を優先事項としなければなりません。つまり、救いをもたらすイエス・キリストの死と復活を、喜びをもって、忍耐強く、革新的にのべ伝えなければならないのです」[78]。これは誰にも当てはまることです。


[77] ヨハネ・パウロ二世、シノドス後使徒的勧告『アジアにおける教会』(1999116日), 19: AAS 92 (2000), 478.
[78] 同上, 2: AAS 92 (2000), 451.

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