66.家庭は、あらゆる諸共同体と社会的絆と同様に、深い文化危機を通過しています。家庭の場合、絆のもろさが特にひどくなっています。というのは家庭が社会の基本的核であり、違いのうちに共生し他者に属することを学ぶ場所、両親が子供たちに侵攻を伝達する場所だからです。婚姻はまるで、どんな形式でも成り立ち個々人の完成に従って形を変えることのできる、単に感情面に訴える形として見られる傾向にあります。けれど社会に婚姻が提供しなければならないものは、感情論のレベルやカップルの状況的な必要性のレベルを超えています。フランスの四教団が教えているように、これは「はかないとも定義されうるラブラブな感情」から来るのではなく、「全体的ないのちの一致へと入っていくことを受け入れる夫婦が引き受ける献身の深み」から来るのです[60]
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