2014年3月24日月曜日

103 第二章、共同体的献身の危機にあって>II. 司牧の要人に訪れる誘惑>教会の別のさまざまな挑戦



103.教会は、男性よりも女性により特有であることが慣例の、感受性と、直観と、特別な能力をもって、社会において不可欠な女性の貢献を認めています。たとえば、他の人々への特別な女性的気遣いは、除外的ではないにせよ、母性において特別な仕方で表現されます。わたしは多くの女性たちがどれほど司祭たちとともに司牧の責任を分かち合い、人々や家族、グループへの随伴に貢献し、神学的考察に新しい意見を提案しているかを、快く認めます。けれどいまだに、教会におけるより鋭利な女性の存在のためのスペースを広げる必要があります。なぜなら「女性の気質は社会生活のあらゆる表現において必要です。そのため、労働環境においても女性の存在が保証されなければなりません」[72]。教会においても、社会構造においても、重要な決定をする場においてもこれが保証されなければならないのです。


[72] 聖座顧問『正義と平和』教会の社会教説概要、295頁。

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