2014年3月9日日曜日

71 第二章、共同体的献身の危機にあって>I. 現実の世界のいくつかの挑戦>都市文化の挑戦



71.新しいエルサレム、聖なるみやこ(黙示録2124節参照)は、全人類が巡礼して到達していく目標地点です。人類と歴史の充満がある町で実現されると啓示の書がわたしたちに語るのは興味深いものです。町を観想的まなざしから認識する必要があります。つまり、家庭や道端、公園におられる神を見出す信仰のまなざしです。神の現存は、自分の人生に支えと意義を見出そうとして個々人やグループが実現する誠実な探求と歩みを共にします。神は市民の間で、連帯や兄弟愛、善や真理や正義の願望を推進しながら生きています。その現存は作り出されるものではなく、見出され、覆いを除かれなければならないものです。神は、あてずっぽうで、的外れで、冗長であったとしても、誠実な心で神を探し求める人々に自らを隠すことはないのです。

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