2013年12月5日木曜日

42 第一章:教会の宣教的変容>IV. 人間の限界に受肉する使命



42 もしほんとうにその美しさがすべての人々によりよく感じ取られ、受け入れられるようにとの目標をもっているならば、福音を告げ知らせることには大いなる落とし穴があります。どのような仕方であれ、教会の教えをすべての人に何か簡単に理解され、幸せにその価値を認められるようなものに変えてしまうことは決してできません。信仰にはいつも十字架の局面、その結び付きの確信を取り去らないけれどある種の闇が保たれます。愛の姉妹であるその結び付き、理屈や議論によって理解されるような明白さよりもずっと向こうのものであるその結び付きからのみ理解され価値を評価されるものごとというのがあるのです。そのため、あらゆる教義化は近さ、愛、証しを伴う心の結び付きを目覚めさせる福音を広める態度に据えられなければならないのです。

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