2013年12月3日火曜日

20 第一章:教会の宣教的変容>I. 出かけていく教会



20.神の言葉の中にはたゆまず、神が信者たちに呼び覚ましたいと望んでいる「出かけ」の躍動力が出てきます。アブラハムは新しい地にむかって出かけていく呼びかけを受け入れました。(創1213節参照)。モーセは神の呼びかけを聞きました。「行け。わたしがお前を送り出す」(出310節)と。そして約束の地に向かって民を出させました(出317節参照)。エレミヤにはこう言いました。「わたしがお前を送るところならどこにでもお前は行くことになっている」(エレミヤ17節)。今日、このイエスの「(皆さん)行きなさい」という言葉は、教会が福音を広めていく使命の、新しい舞台と挑戦の現場にいつもあります。そしてだれもがこの宣教の新たな「出かけ」に呼ばれているのです。キリスト者一人ひとり、また共同体一つ一つが、主が自分に求めている道はどれなのかを識別することになりますが、わたしたち全員がこの呼びかけを受け入れるように招かれています。自分の居心地の良さから出ていき、福音の光を必要としている郊外すべてに到着するようにと大胆に動く、というこの呼びかけを。

0 件のコメント:

コメントを投稿