2013年12月4日水曜日

38 第一章:教会の宣教的変容>III. 福音の心から出発して



38.司牧の結果を公会議の教えから引き出すのは大切です。公会議の教えは教会の古くからの確信を改めて取り上げています。なによりも福音を告げ知らせることにおいてふさわしい釣り合いがあることが必要です。このことはたびたび説教において据えられるいくつかのテーマについて触れることや強調点に対して注意を促すものです。たとえば、もしある主任司祭が典礼暦の一年を通して10回節制について語り、愛徳や正義について2回か3回しか語らないとするならば、不釣り合いが生じ、そこでは説教や要理の中にもっとなければならない別の諸徳がまさに乏しくなるのです。同じことは、恵みよりも決まりについて、イエス・キリストよりも教会について、神の言葉よりも教皇について語られる時にも生じます。

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