36.啓示された真理はすべて、神の同じ泉から出てきていて、同じ信仰をもって信じられますが、そのなかのあるものは福音の心をより直接表現するのでより重要になります。この基本的な核の部分で輝き出るのは、〈死んで復活したイエス・キリストにおいて示された神の救いをもたらす愛の美しさ〉です。この意味で、第二バチカン公会議は「カトリック教理の諸真理とキリスト教信仰の基礎とのつながりは種々異なったものであるため、…教理…の諸真理の間に秩序すなわち『順序』が存在する」[38]と説明しています。これは信仰の教義にとっても、教会の様々な教えのまとまりについても、さらには道徳的教えについても同じことが言えます。
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