2014年6月4日水曜日

225 第四章 福音宣教の社会的側面>III 共通善と社会平和>時間は空間の上位にある



225.この判断基準は、福音化の実に独自のものでもあります。福音化は地平線に広がる展望を現在のものとし、できる限りのプロセスと長い道のりを身に受けることを求めています。主ご自身、その死に定められた人生の中で、何度もその弟子たちにまだ理解できないことで、聖霊を待たなければならないことがあるということを理解させようとしました(ヨハネ161213節)。麦と毒麦のたとえ(マタイ132430節)は御国の空間をどのように敵が占め、毒麦をもって害を与えるけれど、時間をかけて示される麦の善によって負かされるかを示すことを意味する福音宣教の重要な局面を映像化しています。

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