２０６．経済（オイコノミア）は、言葉自体が指摘しているように、共通の〈家（オイコス）〉、つまり世界全体のふさわしい運営（法〈ノモス〉）に至るアートでなければなりません。惑星のある部分で実現される翼幅のあらゆる経済的行為は、全体に跳ね返ります。そのため共通責任の欄外で行動できる政府は一切ありません。実際、巨大でグローバルな矛盾にとって地元での解決を見出すのは日々ますます難しくなっています。そうして地元の政治が解決しなければならない諸問題でへとへとになってしまうのです。もし本当に健康的な世界経済をわたしたちが求めるならば、この歴史の時点で、諸国の主権を守ることを脇に置き、わずかばかりの国々の経済安定だけでなく、すべての国の経済安定を確立するような相互作用のより効果的な様式がなければなりません。
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