205.わたしたちの世界にある諸悪の表層ではなく、深い根を効率的に癒すように方向づけるほんものの対話に入ることのできる政治家の数が増えるようにとわたしは神に祈っています! 政治は、相当けなされていますが、高度の召命です。政治は愛徳の最も尊い形の一つなのです。なぜなら共通善を求めているからです[174]。愛徳は「友人、家族、小集団と言った身近な関係だけでなく社会、経済、政治といった広範な関係の原理でもある」[175]ということにわたしたちは納得しなければなりません。本当に社会や民、貧しい人たちのいのちに痛みを感じる政治家をもっと多くわたしたちに贈ってくださるようにわたしは神に祈っています! 政府や財政権力者が目を上げ、その展望を広げ、全市民にとって尊厳に満ちた仕事や教育、健康のためのケアがあるようにと努力することは命令調で必要とされていることです。ではなぜその計画にインスピレーションを与えてくださるように神に寄りすがらないでいるのはなぜですか?わたしは超越への開きから、経済と社会共通善の間にある絶対的な二律背反を乗り越える助けとなりうる政治的経済的な新しいメンタリティが形成されうると確信しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿