2014年6月4日水曜日

219 第四章 福音宣教の社会的側面>III 共通善と社会平和



219.平和とは「いつこわれるか分らない力の平衡の結果である戦争のない状態でもありません。それは、神の望まれた秩序を打ち立てようとする日々の努力のうちに形作られて行くものであり、その秩序の中で、より完全な正義が人びとの間を律して行くものなのです」[179]。結局、すべての人の統合的な発展の実りとして生じない平和にも、未来はなく、それはいつも新しい対立やさまざまな形の暴力の種となるのです。


[179] パウロ六世回勅『諸民族の進歩推進について』(1967326日), 76: AAS 59 (1967), 294-295.

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