2014年4月17日木曜日

157 第三章 福音の告知>II. 説教の準備>教授法的手段



157.とりあえず例として挙げるだけですが、説教を豊かにし、より興味を引くことができるようにする実践的な手段をいくつか思い出しましょう。一番必要な努力のうちの一つは、説教において、映像を用いることです。つまり、映像をもって語ることです。しばしば何か説明したいときにこれをより理解しやすくするために、例えを用います。けれどそうした例えは理解力にしか訴えない傾向にあります。一方、映像は、伝いたいと思っているメッセージをよくよく評価し受け入れるのを助けます。魅力的な映像はメッセージを、自分自身の生活と結びつけて、何か身内のもの、身近なもの、ありえそうなもの、と感じさせます。よくできた映像は伝えたいメッセージを好むように導くことができ、望みを目覚めさせ、福音の方向へと意志を促します。よい説教は、ある高齢の先生がわたしに言っていたように、「概念(アイデア)、感情、映像」を内包していなければなりません。

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