2014年4月10日木曜日

145 第三章 福音の告知>II. 説教の準備



145.説教の準備は本当に大切なもので、勉強、祈り、熟考、司牧的創造性に充分な時間をかけることが勧められます。たっぷり愛情をこめて説教の準備の一つの道を提案するために留まろうと思います。これはある人にとっては当たり前すぎることに見えるでしょうが、この尊い奉仕職に室に満ちた時をささげる必要性があることを思い起こすようにと皆さんに勧めるのはふさわしいと考えられます。主任司祭の中には、なすべき務めがあまりに多いためにこれは不可能だと言い出すのが常になっている人もいます。しかしながら、毎週、たとえ他の同様に重要な務めに捧げる時間が少なくならざるを得なくとも、個人的かつ共同体的な時間を十分に引き伸ばしてこの務めに捧げるようにと勇気を出してお願いします。説教においてはたらく聖霊における信頼は、単に受動的なものではなく、能動的で〈創造的〉なのです。それは、神によって用いられうるために、自らの能力すべてをもって道具として自らをささげることを含めるのです(ローマ12章1節参照)。準備しない説教者は《霊的》ではなく、受けた賜物に対して不誠実で無責任です。

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