2014年5月4日日曜日

175 IV.ケリュグマを深めるための福音宣教>みことばを囲んで


175.聖書研究はすべての信者に対して開かれた扉でなくてはなりません[136]。啓示されたみことばが抜本的に要理や信仰伝達のためのあらゆる努力に実りをもたらす力を与えるのは基本です[137]。福音宣教には神のみことばとの親しさが求められ、このことは、すべての教区、小教区、カトリックの全団体に、個人的また共同体的な祈りの中での聖書読書を推進するといったように、聖書の真剣で根気良い研究を提案するように強要しています[138]。わたしたちは手探りで探すこともなく、神が何か私たちに言葉を語ってくれるのを待つ必要もありません。なぜならほんとうに「神は語られ、もはや大いなる道の存在ではなく、自らを示した」[139]からです。啓示されたみことばの最高の宝を受け入れましょう。


[136] 提言11参照.
[137] 第二バチカン公会議文書『神の啓示に関する教義憲章、21-22.
[138] ベネディクト十六世、シノドス後使徒的勧告『主のことば』2010930)、86-87: AAS 102 (2010), 757-760.
[139] ベネディクト十六世、司教シノドスの第一回総集会中の演説2012108: AAS 104 (2012), 896.

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